はじめての確定申告が完了しました。還付申告書は、令和5年2月 15 日(水)以前でも提出できるため、私は2023年2月3日には提出してしまいました。
「ID・パスワード方式」にて手続きしたのですが、Webで申請が完結って本当に便利ですね。1回目ということでかなり慎重に作業しましたが、それでも1時間もかからなかったです。
事前に「医療費集計フォーム(Excel)」で準備をしておいたので、データ取り込みで読み込むだけでかなり簡単でした。
領収書や源泉徴収票の添付なども不要だったので、紙の証明書をわざわざデータ化する必要もありませんでした。
※ 「申告書第一表、申告書第二表、医療費控除の明細書(兼医療費通知の記載事項)、医療費通知、支払った小規模記号共済等掛金額の証明書」の全ての情報がWeb上で完結しました。
今回の申告:所得控除(医療費控除と小規模企業共済等掛金控除)
- 医療費(歯列矯正、その他の医療費、医院までの電車代)
- 個人型確定拠出年金(iDeCo)の年末調整に間に合わなかった分
ID・パスワード方式で確定申告に必要なもの
- ID・パスワード方式の届出情報
- 源泉徴収票
- マイナンバー(個人番号)情報
- 銀行口座情報(還付金の振込先として登録)
- 医療費のお知らせ(健康保険協会から送付されたもの)
- 小規模企業共済等掛金控除証明書(国民年金基金連合会から送付されたもの)
- 各種領収書
(任意)「医療費集計フォーム(Excel)」(入力情報が少ない場合は画面で直接入力も可)
国税庁の確定申告作成コーナーからサクッと開始
確定申告書等作成コーナーの「作成開始」ボタンから進めましょう。
ID・パスワードでログインした後は、画面項目に従って、順番に入力していきました。
確定申告書等作成コーナー入力マニュアル(PC版)が参考になります
ご利用ガイドよりマニュアルを入手できるそうです。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kakutei/pdf/r04/sakukonatebiki/pc.pdf
ちなみに私は全て申告完了してから数日後に入力マニュアルの存在に気付きました。なくても順番に入力すればすぐに完成するくらい、わかりやすい画面にはなっているとは思います。
※ 医療費控除はマニュアルP.15〜、小規模企業共済等掛金控除はP.19〜です。
(補足)医療費のお知らせ情報を入力する項目と、医療費の明細を入力する項目が別なので、後半の情報を医療費集計フォームを使ってデータ取り込みしました。
病院で支払った治療費を「診察・治療費」へ入力し、交通費(電車賃)は「その他の治療費」にまとめて入力してもOKだそうです。
医療費控除の注意事項
医療費控除を受けるためには、「医療費控除の明細書」を、所得税の確定申告書に添付する必要があります。
医療費の領収書は自宅で5年間保存する必要があります。
(要注意)医療費控除とセルフメディケーション税制はどちらか一方しか利用できない
セルフメディケーション税制は医療費控除の特例であり、通常の医療費控除との選択適用となります。そのため、通常の医療費控除を併せて受けることはできません。
自分でどちらを利用するか決める必要があります。
(要注意)確定申告をすると、ふるさと納税のワンストップ特例制度が使えない
ふるさと納税ワンストップ特例の適用に関する申請書を提出された方が確定申告を行う場合には、ワンストップ特例の適用を受けることができません。
確定申告には、ふるさと納税の全ての金額を寄附金控除額の計算に含める必要がありますのでご注意ください。
例えば、次のような場合です。
- 住宅ローン利用初年度のとき
- 医療費控除を利用したいとき
- 副業等による収入が一定金額(20万円を超えた場合)あるとき
e-Taxの利用時間
火曜日~金曜日は24時間利用できますが、月・土・日・休祝日は8時30分~24時なので、夜中や早朝に作業する場合は少し注意が必要です。
税務署からのお知らせ
ID・パスワード方式の利用者識別番号取得時にメールアドレスを登録しておくと、e-Tax申請後、約1週間後に「税務署からのお知らせ【還付金の処置状況に関するお知らせ】」というメールが届きました。
ログインすると手続きの進捗情報や詳細ができるので一安心ですね。